

そういえばモバイルバッテリーって、いつの間にか「大きいほど正義」みたいな空気になってるんだ。家電量販店のモバイルバッテリーコーナーに行くと20000mAh、30000mAh、果ては50000mAhとか訳のわからない数字が並んでいて、もはやモバイルバッテリーというよりポータブル電源の領域だろというレベルのやつまである。確かに容量が大きいに越したことはないし、数字を見ると安心感があるのも事実ではあるんだけど、その代償として重いしデカい。で、結局持ち歩かなくなるんだ。
「荷物になるから今日はいいか」「まあ近場だし大丈夫でしょ」って気づいたら引き出しで3ヶ月眠ってる、というのが大容量モバイルバッテリーの末路。買った瞬間が一番使う気があって、あとは徐々に存在を忘れていく。俺も20000mAhのやつを持っていたんだけど、気づいたらリュックの底で化石になっていた。モバイルバッテリーを引き出しに封印した経験のある人間ならこの感覚はわかるはず。
そんな俺がAnker Nano Power Bank(5000mAh, MagGo, Slim)に乗り換えてしばらく経つから、実際に毎日持ち歩いてみてどうだったかをまとめる。
【結論】保険用バッテリーとしての完成度が異常に高い

まず最初に結論から書くと、Anker Nano Power Bank(5000mAh, MagGo, Slim)は日常の「保険用」という用途においてほぼ文句のない完成度だ。ただしこれには前提があって、外でゴリゴリにゲームをする人間とか、旅行で丸一日スマホをフル稼働させるような人には向いてない。そういう人は黙って大容量を買えばいいし、5000mAhで足りるかどうかは完全に使い方次第なんだ。用途が合わない人間にこれを勧めるつもりはない。
このレビューは「日常的に持ち歩けて、いざというときに使えるモバイルバッテリーが欲しい」という、おそらく世の中の大多数の人間に向けて書く。刮目せよこの薄さを。
ケツポケに普通に入る。たったこれだけで革命が起きた

Anker Nano Power Bank(5000mAh, MagGo, Slim)を実際に使ってみて最初に感動したのが、サイズ感の圧倒的な正しさなんだ。薄い。軽い。「持ってる感」がほぼない。そしてケツポケに普通に入る。「ケツポケに入るくらいで大げさな」と思うかもしれないけど、これが本当に大事な話で、モバイルバッテリーって結局「今日は面倒だから置いていくか」という判断が何回発生するかで実用性が決まるんだ。
バッグを持つ日は大容量でもいい。問題はバッグを持たない日。コンビニに行くだけとか、近所を少し出歩くだけとか、そういう日にポケットにそのまま入るかどうかで持ち歩く頻度が全然変わってくる。どんなに高性能でも家に置いてきたら0mAhのバッテリーと同じだという話で、Anker Nano Power Bank(5000mAh, MagGo, Slim)のサイズ感は「置いていく言い訳」を消してくれる。毎日持っていける、というのはスペック表には載らないけど実用上かなりデカいメリットだ。
5000mAhって少なくない?→現実の困り方に合わせると十分だった

容量だけ見ると少なく感じるのはわかる。実際俺も最初は「これで足りるのか?」と思っていた。ただ、実際に外出中に「充電がやばい」となる場面を思い返してみると、ほとんどがこういうシチュエーションなんだ。
「帰宅まであと1〜2時間なのに充電が10%しかない」
これだ。別にフル充電が何回もできなくていい。あと数十%回復して家まで帰れればそれでいいんだ。その「延命」に必要な容量がAnker Nano Power Bank(5000mAh, MagGo, Slim)で十分賄えるという話で、本来モバイルバッテリーってこういう使い方のためにあるはず。「これがあれば3日間充電しなくていい」みたいな大容量思想に引っ張られて、必要以上のものを買わされてる節がある。
俺みたいに外でやるゲームがツムツムくらいなら、5000mAhで普通に一日過ごせる。原神を4時間ぶっ続けでやるような重課金ゲーマーには向いてないけど、そういう人はそもそもこの容量を検討しないはずだから問題はない。「軽いから毎日持てる」メリットのほうが、容量の少なさというデメリットより実際の生活においてはるかに大きいというのが俺の結論だ。
Ankerというブランドへの信頼感は本物

そもそもモバイルバッテリーってメーカー選びに変な緊張感があるジャンルで、スマホに直接電気を流すものだし、ポケットやカバンの中で肌身離さず持ち歩くものだから、変なノーブランド品を選ぶのは正直怖い。Amazonを見ると「5000mAh 980円」みたいな謎メーカーが山ほどあるんだけど、あれを毎日ズボンのポケットに入れて歩く気にはなれない。発火事故のニュースが頭をよぎる。
コンセントに刺すものとスマホに繋ぐものだけはちゃんとしたメーカーを選んでおいたほうがいい、というのが俺の考えで、その点Ankerは実績がある。充電器市場でこれだけ長く生き残ってるブランドは信頼性の証明でもあって、Anker Nano Power Bank(5000mAh, MagGo, Slim)というだけで選ぶ理由として十分成立するという話。
デメリットも正直に言う

当然デメリットもある。良いことばかり書くのは嘘くさいから正直に書くんだけど、まず容量の限界は受け入れる必要がある。外で重いゲームを長時間やる人とか、一日中スマホをフル稼働させる人には向いてない。「5000mAhじゃ足りなかった」という人間のほとんどは最初から用途が違うだけで、Anker Nano Power Bank(5000mAh, MagGo, Slim)の問題ではないという話。
次にモバイルバッテリー自体の充電忘れ。これをやると普通に詰む。「さあ充電しよう」と思ったら本体が0%なの、本当に絶望するんだ。スマホと違って「バッテリー残量が少なくなりました」みたいな通知は来ないから、スマホを毎晩充電する習慣と同じ感覚で管理できるかどうかが使いこなせるかの分かれ目になる。
あとMagSafeタイプである以上、発熱は覚悟しておいたほうがいい。ワイヤレス充電である以上熱は発生するもので、夏場にポケットに入れてると結構温かくなる。危険というほどではないし許容範囲内なんだけど、有線と比べると発熱は明らかに多い。これはAnker Nano Power Bank(5000mAh, MagGo, Slim)だけの話ではなくMagSafe系全般の弱点で、ワイヤレスの便利さとトレードオフだと思って割り切るしかないって話。
「持ち歩けないバッテリー」はバッテリーじゃない

というのが結論で、Anker Nano Power Bank(5000mAh, MagGo, Slim)を使って改めてそう思った。大容量が悪いわけじゃないし、旅行や長時間の外出が多い人には大容量のほうが明らかに合ってる。ただ日常使いにおいては、スペックより「毎日持っていけるかどうか」のほうが重要で、その観点では5000mAhという容量とこのサイズ感のバランスはかなりいい。引き出しで眠り続ける20000mAhより、毎日ケツポケに入れて歩けるAnker Nano Power Bank(5000mAh, MagGo, Slim)のほうが現実の生活では役に立つ。そんなモバイルバッテリーだった。


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